良い物を作れば売れる、などという理想でなんとか生きてこれた時代は終わったようです。
そもそも「良いもの」が何かという定義が変わってしまったようです。
上から目線で近隣諸国を見ていたのに、いつの間にか決して上から見ることができなくなってしまいました。
それすら実感していない人もいまだ多いのですけど。
良かれと思って努力し続けていたらいつの間にか暮らしも良くなった、という時代はとっくに終わっているようです。
求められているものを確実に届けないと、商売できない状況になっているようです。
お隣の国がエンタメで成功体験しているように、せめて、何が求められているかを調べたうえで商売する必要があるのでしょう。
できあがったものの品質が良いか悪いかを決めるのは、購入者です。
職人気質で判断した良し悪しとは基準が違います。
しかも、ちゃんと伝わるように発信しないとダメなようです。
きちんとした英語でなくても、要点が伝わる方が大切なようです。
発信力が足りないシャイな日本人は、過剰にアピールすることを嫌います。
等身大のありのままを伝えたがります。
美しいと思います。
が、しかし、それは世界標準ではないのです。
日本国内では「自慢」くらいの感覚で発信力を持たないと、ただでさえ他人の話を聞かない一般的外国人には、製品の良さが伝わりません。
日本のなかで唯一、大阪人の一部は、世界で通用する発信力を持っているかもしれません。
言いたいことをストレートに伝える発信力を日本人は見習ったらいいのではないでしょうか。
そういう発信モードと、ふだんのシャイモードを使い分けられたら無敵です。