物価だけはどんどん上がっているのに、給料があまり上がらず家計のやりくりが大変な人がほとんどではないでしょうか。
いろいろと理由はあるのでしょうけど、働けば働くほど給料が上がる時代はとっくの昔に終わっています。
組織の一部は、責任ある立場にいることを理由に、高額な給料を受けるというのが世の中のしくみです。それは否定しません。
日本はまだ会社組織に所属しているからこそ、お金を稼げる体勢が続いています。
組織の人事が給料と結びついているから、上司に対して遠慮もします。
もし、その前提が崩れたとしたら。
だれも上司に対して遠慮はしません。
頼りない上司に物申すでしょうし、悪事をはたらく上司に文句を言うでしょう。
単なるわがままな人になってはいけませんが。
儒教の影響が強かった時代は、年齢を重ねると徳を重ねて、次第に偉い人になるのだろうという考えもあったかと思います。
しかし、団塊の世代が高齢になった今、年齢を重ねたからといって、人間的にすばらしくなるかというと、まったくそうではないようです。
年の功だけでは世の中動かないのです。年齢を重ねるほとお金持ちになっていく世の中ではないのです。
会社に所属しながら、生活に必要なお金について心配せずに生きていく、
会社組織を離れて定年退職したとしても生活できるだけのお金を確保する、
生きるうえで必要なお金について考えると、1つの正解は、やはり自分でお金を稼ぐ必要性ではないでしょうか。
自分でお金を稼ごうとしたら、以前なら会社を作って独立。
そんな大変な話になりますが、いまやだれでもデジタル端末を持っている時代です。
特権階級でなくても世の中へ出ていける可能性だけは用意されている時代です。
定年に至っていなくても、50歳代くらいであれば、まだまだ新たなスキルの習得は可能でしょう。
といいますか、人口が減少しているのだから、新たなスキルを身に着ける40代、50代が求められているというのが正解です。
とにかく楽して生きたい人には苦痛かもしれませんが、フットワークの軽い人にとってはチャンスかもしれません。
老化が進んでポンコツになりつつあるカラダにムチ打って、まだまだしなければいけないことは、たくさんあります。