筋トレの有効性についてネットニュースでよく見かけます。
筋トレは、健康や体力向上に有効であると、理屈ではわかっています。
筋肉はカラダを支える大黒柱ですから、筋肉が衰えてしまうと全身を支えきれなくなります。
筋トレによって筋肉を鍛えると、カラダが安定し、良い姿勢を長時間続けられます。
それだけではなく、カラダの代謝を上げてくれます。
例えば、重い荷物を持ち上げるという自分以外のものを動かすだけでなく、階段を上ったりする日常の動作(自分自身で動かす)にも、筋肉が必要です。
筋トレによって身体の筋力が高まれば、日常の動作を楽に実施できます。
適切な筋トレを行うことで、腰痛や関節の痛みを減らすことも期待できます。
もっと普遍的に興味深いのは、筋トレによって体脂肪を減らせるかもしれない点。
筋肉はエネルギーを消費するため、筋トレによって筋肉量が増えると基礎代謝が上がりますから、日常生活でのエネルギー消費が増えます。
そうなると、脂肪の燃焼が促進されます。
ダイエットや体重管理にも有効な手段の1つが筋トレと言えるでしょう。
筋トレは男性がするものというイメージがありますが、男性だけのものではありません。
女性にとっても重要です。いや、むしろ、女性の方が筋トレをすべきかもしれません。
女性が筋トレすると、多くのメリットがあります。
まず1つ目。
女性は男性と比べて筋肉量が少ない傾向にあります。女性は女性ホルモンの影響で筋肉の肥大が抑制されがちです。
筋トレを行うことで筋肉量を増やせます。筋肉量が増えると、身体の引き締まりや代謝の向上が期待できます。
2つ目。
女性の筋肉は骨密度と密接な関係があります。
女性は更年期以降、特に骨密度の低下による骨折のリスクが高まります。
これに対して、筋トレによって骨に負荷を与えると、骨密度を増やそうとする作用が上がり、骨密度を維持できます。
健康的な骨を維持するためにも、女性にとって筋トレは欠かせません。
3つ目。
女性の筋トレは美容に良い。
適度な筋トレによって身体を引き締めたり、姿勢を改善できたりします。
また、筋肉が付くと体型がスッキリと見えます。
男女を問わず、老後の筋力を想像しておく必要があります。
筋トレは若い世代だけでなく、高齢者にとって、いやむしろ高齢者だからこそ非常に重要です。
老後になると筋力が低下して、歩行や立ち上がりなどの日常動作に困難を感じることになります。
しかし、定期的な筋トレは、老後の体力維持につながります。
筋トレによって筋肉を鍛えると、骨や関節をサポートでき、バランス感覚を維持できます。これにより、転倒や骨折のリスクを減らせます。
高齢者にとって転倒予防は非常に重要な健康課題です。
筋トレはその予防対策として重要なのです。
老後になると筋肉量が減少して基礎代謝が低下し、体重の増加が起こりやすくなります。
筋トレによって筋肉量を維持または増加させておくと、代謝が促進され、体重のコントロールがしやすくなります。
これによって生活習慣病のリスクも減らせます。
老後に活発な生活を送るためには、筋力が不可欠です。
例えば、趣味や旅行、孫との遊びなど、実は筋力が必要不可欠です。
楽しみがあると生活の充実感が増します。
これらの楽しい時間をより充実させるための手段の1つが筋トレです。
このように、筋トレは女性にとっても非常に重要です。
女性は男性と比べて筋肉量が少なく、更年期以降には骨密度の低下など健康面で男性よりも深刻な面もあります。
しかし、適切な筋トレを取り入れることで、これらの問題を改善し、健康的な体を維持できます。
特に女性は美容面を意識して筋トレを続ければ、モチベーションが下がりにくいのではないでしょうか。
自分自身の体に自信を持つためにも、また、健康寿命を延ばすためにも、老後に向けて筋力を維持し、自立した生活を送るという目標を持ちましょう。
男性でもいきなり筋トレを開始すると筋肉を傷める場合があります。
女性の場合、もともと筋肉量が少ない場合が多いため、筋トレ開始時は特に注意が必要です。
徐々に、徐々に、が注意点です。
いきなり筋肉に負荷をかけると痛めるおそれが高くなります。
女性は、マッチョになるわけではありませんから、軽い付加で毎日継続する方が大切ですね。