トイレットペーパーなどの紙製品、また、マスク、ハンドソープが品薄状態です。
前回の記事でご紹介したように、いざとなればマスクは簡単に自作できそうです。
一方、ハンドソープは自作できないので固形石鹸で我慢しましょうか?
しかし、泡で出てくるハンドソープを一度使ってしまうと、もう固形石鹸には戻れませんね。
泡でなくても、トロッと出てくるハンドソープの方が、手で伸ばしやすくて使いやすいですね。
ハンドソープの配合成分
でも、わざわざハンドソープ を買わなくてもいいのです。極端なことをいいますと、例えばボディソープをで代用すれば、ほぼハンドソープです。
ボディソープは全身の皮膚を洗うものですが、手も皮膚の一部です。
実際、ボディソープの内容成分と、ハンドソープの内容成分は、あまり大きく違わないと思います。配合成分は、さほど変わりません。
ハンドソープなどに配合されている界面活性剤
ここから少し難しい話になります。
固形石けん、ハンドソープ、ボディソープ、シャンプー、これらはどれも界面活性剤を配合して作られています。
界面活性剤には、石鹸のような天然系もあれば、合成界面活性剤もあります。
これらはすべて、基本的に汚れを落とす洗浄作用を持ったものです。
ハンドソープでもボディソープでも、同じ皮膚を洗うように作られているので、ほぼ同じ効果が期待できます。
ハンドソープは手洗いに使いやすいように、ボディソープはカラダを洗いやすいように、シャンプーは髪の毛を洗いやすいように設計されています。
髪の毛は皮膚と違いますから、髪の毛を洗うシャンプーは、ホディソープやハンドソープとは少し違うものです。
でも、ハンドソープとボディソープは、同じ皮膚を洗うものである点で、少し似ています。
どちらかというと、カラダ全体よりも手の方が汚れやすいので、手を洗うハンドソープの方が、ボディーソープよりもやや洗浄力が強いのかもしれません。
「固形石鹸」であっても、「ボディソープ」であっても、極端な例では「台所用洗剤」であっても、配合された界面活性剤は汚れを落とす作用を持っています。
使い心地の違いがあるかもしれませんが、ウイルスを洗い流すという点では、どれも同じような作用を持っています。
ですから、ハンドソープを求めて開店前に並ぶ必要はないと思います。
石けんやボディソープで代用してもかまわないと思われます。
ボディソープにも、泡で出てくるタイプ、液体でトロッと出てくるタイプの両方がありますね。
好みに応じて好きな方を使えばいいと思います。
ボディソープの方が量が多いので割安感もあります。
いかがですか。界面活性剤を扱った経験のある化粧品開発経験者が意見いたしました。