yugusuki’s blog(ゆぐすきブログ)

ウェルネスに興味ある中年男性のいろいろブログです

メスから分かれたオスの役割

世界の国同士が争いあってしまう原因は、「オス」の脳かもしれません。

 

縄張り意識、力の誇示、競争心、どれもこれも野生動物の「オス」の行動に共通して見られます。

 

哺乳類も動物ですから、縄張り意識もあるでしょう、力を誇示したいでしょう、競争心だってあるでしょう

 

だからこそエネルギーが沸いて、とんでもないことをやりとげてしまうのも事実です。

 

方向性を間違えなければ、ほおっておいたら競争しあって前へ進んでいくのですから、人類にとって「オス」の脳はきっと必要なのでしょう。

 

ところで、なんで「オス」ができたのか。

 

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もともと自分自身が分裂して仲間を増やしていた、単なる細胞だったころの生物。

いや、今世の中を騒がしているウイルスだって、自分自身を分裂させてどんどん増えていきます。

 

それが、いつのころからか、あえてメスとオスを作った生物たち

メスとオスが強くひかれあうので、繁殖をより強く進めるためではないか、と思いがちです。

 

でも、繁殖するためなら、自分自身で勝手に分裂していった方がはるかに速いはずです。

 

なんのため?

 

どうやら、「多様性」を追求するためのようです。

 

勝手に自分で増えていくウイルスでもあれだけ変異していくのに、メスの遺伝子とオスの遺伝子を混ぜたら、いったいどれだけの多様性を追求できるのでしょう

 

メスとオスの遺伝子が混ざり合うと、どれだけ多様性が高まるかは、兄弟を見ていたら想像がつきます。

 

同じ2人の遺伝子が混ざってできているのに、外観や性格がまったく違う兄弟姉妹。

同じ2人の間でこれだけ多様性が出でくるのですから、その他の莫大なペアから生まれる子供の多様性ったら、想像をはるかに超えてきます。

 

「多様性」、「多様性」って決まり文句のように言いますが、実際のところ、生物は多様性を追求しているのです。

 

社会的側面や文化的な側面から「多様性」を考えるのも必要ですが、生物の遺伝子戦略を考えたたけでも、人間はそもそも「多様性」を追求しています。

 

同じ遺伝子でできあがっているのは、一卵性双生児くらいです。

 

このような遺伝子の戦略をいちど理解してしまうと、「多様性」なんてあたりまえに思えてきます。

 

オンリーワンなんていう言葉も、あたりまえに思えてきます。

 

逆に、オンリーワンな人間がナンバーワンを目指す理由を考えてしまいます。

 

ナンバーワンを目指したいオスの脳は、なにかとすぐに行動したがりです。

必要な行動も、どうでもいい行動も、どちらも起こしてしまいます。

 

行動しているうちに何か発見でもさせようとする遺伝子の魂胆(こんたん)は、「多様性」そのものなのでしょうか。