人生は長いようで短いですね。
意外とあっという間に終わりそうです。
時間だけはすべての人に平等に流れていきます。
この世からいなくなるまでの年数は、人によって違いますが、時間の流れ方はどんな人でも同じです。
そんな時間のなかで、やりたいことをやりたいように進めたいのが、人生っちゅうもんです。
ただし、社会のなかにいますので、他人様とうまくかかわりながらという条件付きです。
では、せっかく与えられた限られた時間のなか、自分のやりたいように人生を過ごすには、どうしたらいいのでしょう。
結局のところ、頭の中で描いている人と、自分の実際の行動をできるだけ近づけることができるかどうか、かと思います。
相手に気持ちがうまく伝わらなくて後悔した場合、それは結局、自分が発した言葉やトーンが、思い通りにできていないという原因もあるでしょう。
何か運動のワザがうまくいかなかった場合、それは結局、思い通りにカラダが動いてくれなかったからでしょう。
勉強の成績が思ったように上がらなかった場合、それは結局、スケジュールを組んでいた通りに学習ができなかったという原因も大きいでしょう。
自分が思い描いている自分の姿と、その姿にたどり着くまでにしなければいけない自分の行動とが、解離してしまっているのが原因かもしれません。
自分の行動によって思いもよらず相手を怒らせてしまった原因の1つは、自分の言動がコントロールできていないことでしょう。
自分ではちゃんと伝えたハズなのに、うまく伝わっていない原因の1つは、思った通りに自分が言葉を発していないことでしょう。
スポーツ選手が自分のカラダを思った通りに操れないと、思ったようなパフォーマンスができません。これが最もわかりやすい例です。
一般人も、頭の中の自分と、実際に行動する自分とが、できるだけ近ければ、失敗する機会も少なくなるでしょう。
自分が思った通りに動けているかどうかは、自分を客観的に見て観察しながら、修正していくしかありません。
自意識過剰になるのは損ですが、年齢を重ねても自分の言動が見えていない人は、たくさんいます。
自分が思い描いている自分の姿を、自分の行動に近づけるには、どっちかを「調整」するしかありませんね。
理想の自分像を変えるか、自分の行動を変えるか、その両方か、ということになります。
自分自身の考え方を変えるのは、なかなか難しいワザです。
さらには、自分の行動を変えることができない人もたくさんいますから、上述したような「調整」は難しいといえるでしょう。
だからこそ、自分自身を「あやつれる」能力が大切なのです。
頭の中で自分を変えることができても、自分の行動をかけられなかったらどうしようもない。
頭も、行動も、年齢とともに柔軟に変えられる人は、自分の思い通りに人生を送れる可能性が高いのかもしれません。
人生の後半戦は、こんなことも真剣に考えないといけませんですな。