テレビ番組を見ていると、グルメ番組の数が多いように思います。
ほぼだれでも興味ある内容ですから、当たり外れがないのでしょう。
確かにおいしそうに食べる人を見ると、そのお店に食べに行きたくなります。
しかし、個人的には、食事を最もおいしく食べるワザは、「空腹」だと思っています。
味付けの良しあしはもちろん大切ですが、どんなにおいしい食べ物でも、満腹のときにおいしいとは思えません。
多少まずくても、空腹であれば、おいしく感じられます。
食べ物に困らない社会ですから、多くのひとがあまり気付いていません。
食べ物は、食欲を満たしてくれる側面もありますが、生きていくために必要不可欠なものです。
偏食を続けると体調がおかしくなることからわかるように、食事は万能ではありません。量を調節しなければいけない行為が食事です。
ということは、おいしい食べ物を食べ続けるためには、健康な状態を保っていなければいけません。
健康な状態を保つには、食べすぎは禁物です。
あっちに行きすぎたら、こっちがダメになるという典型ですね。
なので、おいしいものを食べたいなら、普段は質素で一般的な食事をする必要があります。
そんな変わり映えのない普段の食事をおいしいと感じるためには、食べるときに空腹である必要があります。
となると、普段は、食事の前に空腹になるように生活するべき。
おいしい食べ物は、今後もどんどん出てくるでしょう。
食べ物を進化させてくのは、日本や韓国の人たちが得意をする分野です。
年齢を重ねても、たまにおいしい食べ物を食べたいじゃないですか。
そうなると、やはり普段は質素な食事をしつつ、ここぞというときにおいしく食べ物をいただくのが、健康にも食欲にも良いのではないか、と思うのです。