yugusuki’s blog(ゆぐすきブログ)

ウェルネスに興味ある中年男性のいろいろブログです

ダイエットにプチ断食なんて・・・と思うのは生活習慣の改善効果をあきらめたと同じ

ダイエットの話題として、最近「プチ断食」という言葉をあまり聞きません。

ダイエットとは、基本的に食べる量を減らすことなので、ダイエットの基本はプチ断食といっても過言ではないハズ。

しかし、特定の食べ物を食べるというダイエットが話題になる一方で、「食べる量を減らす」ことに関して、あまり話題になりません。

f:id:yugusuki:20191120200414p:plain

だれであっても、きっと食べたいのです。

一方で、「貯めるエネルギー」よりも「消費するエネルギー」を多くすればよい、というやせるための理屈はだれでもわかっています。

食べる量を減らす → ダイエット効果が抜群 であることは、広く知られているのです。

そこで、「貯めるエネルギー」を減らすプチ断食を活用しましょう。

実は、ダイエットのためだけではないのです。体質改善の効果もありますよ。


そもそもプチ断食をしなければならないほど現代人は食べ過ぎ

栄養をあえて取らないなんて、ストイック過ぎる、と思われるかもしれません。

でも、よく考えてみてください。現代社会で、仮に、1日間だけ食事ができなかったとします。死亡するでしょうか。病気になるでしょうか。

 

これが、1食だけ抜くことになったらどうでしょう。血糖値があがらないのでフラフラになる可能性はありますが、かえって食欲が高まってしまうくらいですね。

 

ところで、2世代または3世代前の人たちはどうでしょうか。江戸時代などは、慢性的な栄養不足だったと思われます。

少しの栄養をカラダが効率的に利用して、日々生活しているような状況です。

見方を変えると、必要最低限あるいはやや栄養不足の状態で、カラダの機能をフルに生かしてなんとか生きている状況ともいえそうです。

このような状況を「プチ断食」によって作り出すのです。これこそプチ断食の効果です。

 

プチ断食の効果を実感するのは体重だけではなく体調改善の効果

食事を減らすといっても、完全に食事をやめるわけではなく、例えば1食だけごはんの量を減らすような方法もあります。

それができれば苦労はしない、と言われそうですが、空腹による「いい効果」を実感してしまえば、空腹がだんだんと快感になってきます。

そのきっかけは、次の通り、食べ過ぎや飲みすぎのタイミングをねらって、プチ断食することで得られるかもしれません。

 

暴飲暴食をリセットするためにプチ断食を取り入れて効果を発揮

暴飲暴食をした次の日は、胃腸や肝臓が弱っているため、カラダがだるくて体調がよくないことが多いといえます。

こういう場合、栄養を取って回復しようと思うのが従来の考え方かもしれません。

しかし、ここでプチ断食の出番です。食べる量をあえて減らします。水分や塩分は普通の通り取ります。食事が減った分、水分を取る量が減りますから、水分を多めにとることがコツです。

全く食べないわけではなく、胃腸などの消化器官を休めるつもりで、少量だけ食べてあえて空腹状態を作ります。そして、カラダを休めます。疲れているためあまり食欲もないはずです。

すると、次の日あたりに、空腹による効果を実感できるかもしれません。

胃腸が休まった分、食欲が爆発する可能性もありますが、ここが我慢のしどころで、通常通りの食事をします。

プチ断食をした分、「貯めるエネルギー」を減らしています。ここで、栄養を欲しがっているカラダが活性化している!という感覚を味わえることができたら、しめたものです。

 

プチ断食の効果は生活習慣の改善効果

血糖値が低くなりすぎるとカラダに悪いといわれますが、お腹が減ったからと言って糖分を急激にとる方が、もっとカラダに悪いのです。

激しい運動をしない限り、多少血糖値が下がっても、脂肪を燃焼すればエネルギーは得られます。カラダのエネルギー代謝を「糖」頼みではなく、「脂肪」頼みにできれば、脂肪をエネルギー源として優先的に使ってくれます。

 

たとえていえば、軽い飢餓状態を作って、ため込んだ脂肪を使おうとするカラダのしくみを、人工的に作る方法です。

筋トレをしたあとに、その部分の筋肉を補おうとしてカラダの代謝が変化するのと同じ理屈かもしれません。

こんなプチ断食を何回か繰り返していると、カラダの代謝が変わるきっかけができますので、生活習慣病にとっては絶好のチャンスとなりますね。効果ありです。

 

プチ断食が普通になれば生活習慣の改善効果もばっちり

そして、空腹による「いい効果」を実感できるようになれば、暴飲暴食のときを利用して、プチ断食を楽しめるようになれます。

ちょっと空腹感があってカラダが軽い感覚を覚えることができたら、プチ断食を普段の生活に取り入れてしまうことになります。空腹が快感になりますから。

 

まとめ

特定の食事を抜くとか、特定の料理だけを食べるとか、いろいろとダイエット方法はありますが、エネルギーの足し算よりも、引き算に注目すれば、プチ断食はけっこう簡単に実行できます。費用もかかりません。

 

暴飲暴食のあとの体調回復に「プチ断食」を取り入れれば、体調管理にも役立てることができます。

その習慣をたまに実行することで、生活習慣の改善という効果もあります。

「空腹はけっこう快適」という実感を持てたら、ダイエットに困ることも、あまりなくなるといえそうです。