カラダを動かさないと、いろんな不調が出てきますよ、といろいろなテレビ番組で注意喚起されています。
その通りです。
でも、運動不足がなぜ不調を引き起こすか、よくよく考えてみました。
生活習慣病になりますよ、という単純なことではなさそうです。
まず、カラダを動かさない代表的な仕事の一つがデスクワーク。
デスクワークを続けているといろいろな不調が起きてきます。
目の疲れもありますが、肩こり、腰痛、首のコリ、手首の痛み、など。
これらは、結局のところ、血行が滞ってしまうことが原因と思われます。
年齢を重ねると、毛細血管が詰まるなどと言われます。
たしかに、動かずにじーっとしていると、心臓から送られた新鮮な血液が、カラダの末端にまで行き届きません。
実際のところ、デスクワークの途中で休憩を取れば、血液の循環を実感できます。
立って歩いて、少しカラダを動かせば、血行が良くなります。
これだけで、気分もすっきり、再び仕事を開始できます。
仕事の合間に筋肉を動かせばよい、の本当の意味は、血行のめぐりなのですね。
筋肉を動かして何が良いかというと、つまるところ「血行がよくなる」のです。
東洋医学でいう「血のめぐり」が良くなるという現象です。
「血のめぐり」は、健康向上への取り組みに直結しています。例えば、
筋トレは筋肉に刺激を与えて新たに筋肉を作ること、筋力を維持することが目的です。
筋肉に血液が行きわたらないと、目的は達成できません。
また、ストレッチは、筋肉をほぐすことが目的です。
筋肉をほぐすことによって、筋肉の血行を良くしているのです。
毛細血管まで血液が行き届けば、いわゆるコリも解消されるでしょう。
また、痛みも解消されるかもしれません。
ストレッチによって、部分的には血行が良くなるのですが、全身の血行を向上させるには、さらにすべきこともあります。
全身の血行を良くするためには、有酸素運動などによって、心臓からの血液を全身にめぐらせる必要があります。
話は元に戻りますが、
デスクワークで集中した仕事をするのであれば、カラダの状態もできれば万全である必要があります。
デスクワークの量が増えれば増えるほど、カラダの調子が悪化する確率は高くなります。
ですので、デスクワーク量が増えれば増えるほど、時間を見つけて「意識的に」血行を良くしてやらなければいけません。
今やカラダを動かさない仕事をしている人は多いでしょう。
カラダを動かさない仕事をしている人ほど、仕事の成果を上げるためには、積極的にストレッチや有酸素運動が必要であるといえます。
そうなのです。長い目で見れば、血行を向上させる取り組みを続けられる人ほど、長期的にデスクワークの成果を出せる、といえるのです。
そんなことしなくても成果を上げ続けられる人は、よっぽどカラダがうまく出来上がっている人なのでしょう。