もう20年くらい前でしょうか。
食事にいってお酒でも飲もうかと思ったとき、多国籍料理のお店がけっこうありました。
タイ料理、インド料理など、決まった料理ではなくて、日本料理ではないエスニックな料理が創作料理となって提供されるお店でした。
スパイスが効いた料理は、けっこう好きだったので利用する場合も多かったのです。
タイ、インドネシア、ベトナム、インド、中東などの料理が幅広く楽しめるため、好奇心もくすぐられて楽しかったという記憶があります。
日本の料理は「ダシ」と「塩分」のバランスが絶妙だと思うのですが、例えばタイ料理などは、スパイスの使い方、酸味や辛さのごちゃ混ぜ感が、なんともいえずおいしいと思います。
食べただけでカラダが発熱するのを感じますし、何かカラダに刺激が与えられていることを実感します。
胃腸が弱い人にとっては、唐辛子の刺激は、翌朝のトイレに影響するのかもしれません。
私もその一人なのですが、そんなことよりもおいしさに惹かれてしまいます。
いろいろなスパイスが効いたスープを飲むと、それだけでカラダに活力が与えられた気分になります。
中国の料理にもスパイスが使われているようですが、東南アジアの料理で使われるスパイスとは少し違うようです。
日常のダシの味から離れ、スパイスの味を楽しみたくなるときがあります。
そんなときは、比較的お店の多いインド料理かタイ料理の店に行きたいと思うのですが、以前のようにエスニック料理がいろいろと楽しめる店があってほしいと思います。
コロナ禍でそれどころではない状況ですが、日本料理にはないスパイスの効いたおいしい料理も楽しみたいですね。