子育てが終わったころには親の介護などの問題が生じるかもしれませんが、使えるお金に関しては少し余裕が出てきます。
自分の趣味に使うのもよし、自宅の改善に使うもよしです。
ただ、使い道が決まっていないのなら、自分へ投資するのがベストではないでしょうか。
自分への投資といってもいろいろですが、今後老化していく自分のカラダを健康に維持するための投資が最も価値あるように思います。
言い方を変えると、介護を必要とするような自分にならないように、今から少しずつ投資する、ということです。
なにも、美容整形にお金を使うという意味ではなく、健康的なカラダを維持するために運動するためにお金を使うとか、毎年の早期がん発見のためにお金を使うなどです。
入院するような病気になったのが老人の時期であると、ただでさえ生きるエネルギーが衰えがちなのに、生きていて楽しくなくなる危険があるような。
しかも重病となると、カラダでの負担も大きく、病気と闘うだけで精一杯かもしれません。
病気治療にもお金を注ぎこむことになります。
あらゆる病気を避けることは難しいかもしれませんが、生活習慣病は自分自身で防げるはずです。
病気でなくても、自分自身でまともに歩けなくなったら、旅行にも行けなくなります。
高齢のときに自分で歩けてそれなりに健康であれば、お金を使って人生最後を楽しめるかもしれません。
そう考えると、やはり健康、病気予防にお金を使う方が、後々のために良いのだと思えます。
まだ老人でない段階で、あまりお金の無い人もいると思います。
しかし、自分の未来を予測しておくか否かによって、今のお金の使い方も変わります。
未来の自分に、今から投資しておく、といった見方もできます。
投資といえば、お金自体の投資が一般的です。
これ以外に、お金で自分へ投資することもけっこう魅力的と思えるのですが。
お金で買えないことがあると信じてやまない自分ですが、近年はお金の威力が強くなって、お金で買えてしまえることも増えたように思います。
なので、自分の健康なカラダを維持するためにお金を使うのは、お金の賢い使い方ではないかと思えるようになりました。
お金は使ってなんぼです。
どう使うかで、お金で買えないものも、自分に近づけることはできる、そんな気がします。