老後の心配というと、お金の心配が最も大きいかもしれません。
あまり動けなくなりポンコツになったカラダを働かせてお金をかせぐなんて、無理ではないかと予想できるから。
でも、お金さえあれば老後は大丈夫かというと、もっとしたたかに備えるべきことがあります。
カラダ(健康)、頭(認知機能)です。
3つがそろって初めて老後の心配が少なくなります。
お金を準備していたとしても、入院するような大病をわずらってしまったら、費用が発生します。
貯めていたお金はどんどんなくなります。
お金をためていたとしても、認知症になったら自分がどんな状況かすらわからなくなるかもしれません。
お金が多少足りなくても、病気をせずに普通の暮らしができるのであれば、人生の最後を心地よくむかえられるでしょう。
お金なんて必要ない・・・・というきれいごとはいいません。
お金は絶対に必要です。
でも、お金だけに固執するのは危険です。
そもそも、自分の人生をどのようにデザインしたいか、どんなプロデュースをしたいか、よく考えておく必要があります。
自分で自分の人生をデザインするのです。
夢をかなえることとは違います。
人生の終わりに向かって、どんな設計図をえがくかです。
どっちみち最後まで生きていかなければいけませんので、その間にどんな暮らしをしたいかをよーく妄想しておくとよいですね。
思った通りにはいかないのが通常ですが、自分の力量をわきまえれば、計画と実際とはさほど大きく違わないでしょう。
お金のチカラだけでは、カラダ、アタマを健康に保つことができないのです。
それこそ、自分の意識改革でもしない限り、老体が健康でいられる確率はあまり高くありません。
本当は、お金持ちよりも、カラダやアタマが健康であり続ける人の方が、評価されるべきなのかもしれません。
お金で買えない価値に、どれだけ注目しますか。