アメリカへ行った野球選手が、当たり前のようにピッチャーとバッターをこなしています。
マンガのようだといわれますが、もし、今までは常識というストッパーが二刀流の芽を摘んでいたとしたら、かなり罪ですね。
すべての人がマルチな才能を持っているとは思いませんが、なかには、二刀流の方がスキルを互いに刺激できるので、やりやすいという人がいるかもしれません。
文武両道という言葉は昔からありますが、個人的には文武両道ができる人はぜひ実行してほしいと思います。
「文」と「武」は、互いに邪魔するものではなく、刺激しあえるものと思っています。
さらには、理系と文系は真反対のように扱われますが、決してそうではないと思っています。
理系の知識を英語で発信できる人は大切です。
音楽をコンピュータで解析できる人だって大切です。
心理学を学ぶ人は、基本的に文系ですが実験を伴う場合は理系っぽくなります。
経済学を学ぶ人は、文系でありながら理系っぽいところがあります。
保育や介護は、実は体育会系と理系と両方を持ち合わせている必要がありそうです。
整体マッサージなどを専門にしているセラピストも、人間の体について知識が必要ですから、体育会系と理系の両方が必要です。
プロのダンサーは、体育会系でもあり芸術系でもあります。
書道をする人は、感性だけでなく体力も必要です。
吹奏楽をしている人は、実は体育会系のノリを持っていたりします。
そうなのです。
人間の能力をあまり分類しない方がよいと思うのです。
アスリートだった人(体育会系)が、医学の知識をつけて(理系)、スポーツを面白く解説するタレント(文系)になったら面白いですよね。
ダンスをしていた人が世界のダンス音楽のマーケティングに詳しくなっても良いのです。
サラリーマンのなかには、自分の趣味を突き詰めてしまって、何系というカテゴリでくくれない人だっています。
人生いつからでもやり直せる、チャレンジできるなんてきれいごとは言いませんが、自分の枠はあまり作らない方がよいですよね。
その方が、いつまでも若い気分で勘違いしながら年齢を重ねることができそうです。