子供さんがいる家庭は特に、部屋の壁に世界地図を貼っている家庭は多いと思います。
ニユースで知らない国の名前が出たとき、すぐに調べられますね。
国の大きさや位置もすぐにわかります。
でも、世界地図は、四角形でほとんどがメルカトル図法です。
本来丸い地球の表面にある世界の国々が、むりやり四角形の平面であらわされています。
なので、アメリカとロシアが隣り合っているという事実がわかりにくくなっています。
そこで、地球儀を置くことをお勧めします。
オブジェとしてもよいのではないでしょうか。
日本から北米大陸へ最短で行くためには、太平洋の北の方を通る必要があることがわかります。
もし、東南アジアから南米へ行こうとしたら、どこを経由するのが最短距離になるのか、地球儀ならわかります。
四角い世界地図ではバカでかかったグリーンランドが、さほど大きくないこともわかります。
中国から太平洋へ出ようとした場合、まるで蓋をしたかのように、日本列島が覆いかぶさっていることがわかります。
さらには、最近よく言われるプレート型地震の原因であるプレートが、日本付近でぶつかり合っていることがわかります。
海溝のかたちを見ていると、日本近海のほかにも、フィリピンやインドネシアあたり、ニュージーランドあたりまで、プレートの端が続いています。
丸い地球の表面で、たったひとつの点にもならない自分自身の存在にも気づきます。
星の観察が好きな人はいますが、地球を眺めることは、意外としません。
外を向くことはわりと簡単ですが、外から内を見ることは、意識しないとできません。
なので、地球儀を買って、部屋の片隅を置いておき、地球を外から眺める習慣をつけると、ちっぽけな考え方を改められる機会を与えてくれるかもしれません。