今までの紙の通帳を維持するだけでお金がかかる、そんな時代になりました。
10年前には考えられなかったことです。
銀行なんてお金持ち企業の代表でしたから。
しかし、そうでもしないと採算が合わない状況にまで銀行が陥っている証拠が、通帳の有料化なのでしょう。
これだけを見ても、世の中がガラリを変わっていることがわかります。
普段の生活があまりかわらないので実感はないかもしれませんが、確実に世の中は変わっています。
でも、どのように変わっているかがわかりにくい。
どうしたらいいのかも、よくわからない。
お金の管理だけでいえば、預金さえしておけば現金で保管しなくてもよいし、利子もついてくれる。
そんな普通預金はお金の便利な保管方法でした。
でも、普通預金ではお金は増えないです。
物価が上昇したら、むしろお金の価値はどんどん下がっていきます。
これに気付いてしまったら、普通預金だけにお金を預けるなんてもったいない行為です。
お金に仕事をしてもらって、せめて物価上昇分くらいは稼いでもらわないと。
アメリカが良い例かどうかは別として、アメリカの家庭が預けているお金の半分くらいは株関係の投資だとか。
普通預金だけにお金を預けている日本と違い、家庭の総資産の伸び率は、日本の家庭の伸び率とは比べ物にならないそうです(数倍の差)。
投資は危険、リスクあり、うさんくさい、いろいろなイメージがありますが、普通預金で利子がほとんどないのなら、利子のつくようなお金の預け方をするしかないですよね。
投資信託であればリスクも分散されているし、基本的にほったらかしです。
iDecoとかNISAとかいわれているのは、お金を投資にまわして経済を活性化させる面もありますが、まずは、投資アレルギーをなくすという目的もあるような気がします。
リスクとは、変動が激しいですよという意味だそうです。
リスクを減らす方法を心得ていれば、むしろ得する方向へ仕向けることができるのです。
よく考えてみると、お金の総額でいえば、日本にはかなり溜まっていると予想します。
団塊の世代が持っているお金が、まわりまわって企業の設備投資にまわるだけでも、すごいお金が動くような気がするのです。
若い世代の人口が少ないのなら、せめてそれよりも上の世代が、(気づかないうちに)お金を投資して、経済が活発になればいいのに、と思います。
投資するタイミングを分散、期間を長期間にして分散、投資する先を分散すれば、最終的には損はしない、というのが投資の世界のようです。
もちろん、いろいろと勉強しておく必要があるので、けっこうな頭脳労働が求められるのですけど。
認知症予防のためにも、団塊世代以上は、マネーゲームの入り口くらいにいるくらいが、ちょうどいいのでは?