げんこつ飴を食べたことがありますか。
わたくしは知りませんでしたが、偶然、スーパーの100円お菓子のコーナーで見つけて食べて以降、ある理由で手放せなくなりました。
なぜかわかりませんが、胃がむかつくときになめると、胃が落ち着くのです。
げんこつ飴は、きな粉や麦こがし(はったい粉)を水飴や砂糖で練り固めた、素朴で懐かしい味わいの伝統的なお菓子です。
地域によってバリエーションがあるようです。
特に岐阜県の飛騨地方や愛知県の犬山市が有名なんだそうです。

原材料は、主にきな粉、麦こがし、水飴、砂糖です。
食感は、硬いキャンディではなく、今風にいうとハイチュウに似た、少しもちもちとした柔らかな食感です。
歯のかぶせものがとれるかもしれません。
きな粉(大豆)を使用しているため、食物繊維、大豆イソフラボンなど、体によい栄養素が豊富に含まれています。
練り固めた形が「げんこつ」に似ているからなのか、こんな名前になっているそうです。
長い歴史を持つ伝統菓子なんだとか。
きな粉味の他に、ごま、黒糖、抹茶、よもぎなどを混ぜ込んだ、さまざまなバリエーションがあるようですが、まだ、あまり出会っていません。
一方、100円ショップでみかけた「きなこ飴」も同じ理由で手放せません。
「きなこ飴」は、きな粉を原料とする飴の総称であり、「げんこつ飴」は代表的なバリエーションの一つなんだそうです。
基本的な材料と製法は、両者で非常によく似ています。
きなこ飴とは、煎った大豆を粉末にしたきな粉に、水飴や砂糖(黒糖など)を加えて練り固めて作ります。
きな粉の香ばしい風味と、水飴や砂糖の優しい甘さが好きです。
製品や作り方によって、柔らかくもちもちしたものから、硬くて歯ごたえのあるもの、さくっと崩れるタイプまで様々です。
100円ショップで見かけたきなこ飴は、かなり固いので、チューイングガムの代わりに利用しています。
ただ、歯のかぶせものをとってしまう点は要注意です。
前歯でかんで眠気さましにしています。
きなこ飴は、きな粉由来の食物繊維、大豆イソフラボン、植物性たんぱく質などが含まれ、栄養価が高いことは食べる前からわかります。
しかし、なぜ胃の調子を改善してくれるのか、いまだにわかりません。
胃酸が胃の粘膜を刺激しているところに、きな粉が入ると、胃酸を中和してくれるのでしょうか。
または、胃の粘膜代わりになって、胃を保護してくれるのでしょうか。
いまだにわかりませんが、100円程度で購入できるので重宝しています。
先日、別バージョンの飴を見つけました。
こんぶ飴、あんこ飴です。
味はともかく、こちらはあまり胃の調子を整えてくれる感覚はありませんでした。
田舎のばぁちゃんが食べそうなお菓子ですが、必要に迫られた最近のマイブームです。