yugusuki’s blog(ゆぐすきブログ)

ウェルネスに興味ある中年男性のいろいろブログです

バズる技術は個人能力?予算次第?

日本は資源のない国だから技術立国で行かねば・・・なんて昔から聞くセリフです。

技術立国を目指すのなら、まず人を育てないといけません。

そういいながら、どんどん人口は減少していきます。

 

人口が増えていく状況では、面白いアイデアを思いつく人が勝手に登場していたと思うのです。

今の状況、どうでしょう。

 

相変わらず日本人の凝り性気質は存在するのですが、あれもこれも凝っていられる状況でもないですね。

ヒトにしろ、つぎ込むお金にしろ。

 

お隣の人口の少ない国では、ピンポイントで特定分野にお金をつぎ込んで、なんだか成功しているようにも見えます。

戦略的といいますか、したたかといいますか。

 

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一方、戦後の成功体験がある日本のやり方はどうでしょうか。

最近のワクチン接種のスピード感だけを見ていても、丸投げして、あとは自治体まかせという印象を持ってしまいます。

 

国のサポートなんかあてにせずに、各人が自主的に動くのが日本の良さ

確かに「そうだった」のかもしれません。

でも、実際、うまくいってないのではないでしょうか。

 

戦後の成功体験に引きずられて、世界が猛スピードで変化しているのに気づいていない、気付こうとしていない、なんとかなると思い込んでいる、のかもしれません。

 

今後10年後、20年後を見据えて、そうとう戦略的に動かないと、成長し切った単なるアジアの国になるかもしれません(それでよいならいいのですが)。

 

技術立国で本気で進む気なら、限られた人材をどのように活かすかを真剣に考えるべきでしょう。

どの分野なのか、ITなのか、化学なのか、製造機械なのか。

 

いいものが作れれば売れる、なんて時代も終わっています。

どのようなものが求められ、どのようにして作り、どのように知ってもらうかまで考えないと、予算の無駄使いになります。

 

それぞれの人が持っている知識やスキルなんて、限界があります。

知識やスキルがバズるためには、複数の人の頭脳が融合する必要があります。

和の国では、そんな融合が自然にできていたハズなのですが、どうやらできなくなってしまったようです。

 

技術のバズりを求めるなら、個人の能力も、つぎ込むお金も、戦略的に利用しなければ、難しいのではないでしょうか。

未来を考えながら自分の能力を活かせるなんて、それなりの給料をもらえるなら、けっこうやりがいのある仕事だと思うのですが。