しょせん他人様のチカラを借りないと生きていけない人間様です。
ひとりで生きていけている気がしていても、実は他人様にどこかで頼っています。
無人島でサバイバル生活するなら独りで生きていくことになりますが、都市生活をしている以上、あかの他人様には、お金を介してお世話になっています。
仕事でもそうです。
自分の担当業務はあるにしても、その業務は次のステップへバトンタッチして進めていくものです。
どこからどこまでが自分の担当業務かなど、けっこうあいまいです。
そのあいまいなところを、他人に平気で頼ってしまえる人、自分でしょい込んでしまう人、いろいろです。
結局のところ、平気で頼ってしまう人が楽をして成果を出してしまう、そんな傾向があるのかもしれません。
でも、だれかがやらなければいけない業務は、絶対にあります。
使命感のある人は、多少無理をしてでも、最後まで業務を完成させるでしょう。
一方、要領だけ良い人は、なんだかんだと理由を付けて他人に頼ってしまいがちです。
特に上司が要領の良い人であると、断るのも一苦労です。
しかし、自分のキャパ、体力などを考慮して、どうしても断らなければいけない場合だってあるでしょう。
社会人としては、難しい選択ですね。
ズルいやり方で他人様に頼ってばかりいると、いずれその人は信頼性を失います。
かといって、自分で抱え込みすぎると、体力や気力の限界がきてしまいます。
このバランス感覚は、社会人を何年か経験しないとなかなか身に付かないかもしれません。
このバランス感覚は、生まれ持った資質で決まるかもしれませんし、経験を積んで初めて獲得できるかもしれません。
ただ、一つだけ言えるのは、自分の限界が来ているのに、上司の信頼を得ようと思って断らないのは「危険」です。
キャパを超えているのに業務をしなければいけない状況がおかしいのです。
そんな状況にした責任は、本来、上司にあります。
短期間だけキャパを超えているのか、とっくにキャパを超えていて長期間続いてしまっているのか、自分でも判断できない場合があります。
そんなときは、無理に業務を「してやったぞ」という勤務記録を残しましょう。
組織のさらに上が認識できるように工夫しましょう(笑)。
話は元に戻り、人に頼るか自分で抱え込むかのバランスは、もしかしたら社会人としてのスキルなのかもしれません。
決して過剰な業務を抱え込まないように、証拠をそろえて、ブラック体質に対抗しましょう(笑)。
ブラック体質を自覚していないため、手加減がありません。
気づかせてあげることも大切です。